淡路島アートフェスティバルmeetsCCC」③
【地域の拠点ということについて】
「淡路島アートフェスティバル」の顔とも言える、フィッシングダイアリーによる驚愕のプロジェクトの数々は、実は超強力なパートナーが存在しているということが認識させられたのは、「すもと公設市場」に隣接するイタリア料理店「リゾレッタ」への訪問でした。
井壺幸徳シェフのお店「リゾレッタ」は、淡路島島外からの常連客も多数、地の野菜や魚介類を使用した素晴らしい料理が楽しめる優れたレストランです。
ちなみに、「ハモとパセリのリゾット」「ブルーベリーのリゾット」は、驚きの美味です!
この有名店が「生き物&チップス」のカナブンを料理するとは・・・。唸らされました。やまぐちさんに伺うと、井壺シェフは、やまぐちさんやアーティストの要請に対して、かならずそれを上回るアクションで返してくれるという“アーティスト”なのでした。
「淡路島アートフェスティバル」は、やまぐちさんというプロデューサーを核に、井壺シェフ、地域を代表する実力派アーティストである前川和昭さん、職人肌のAWAJIC HORROR、そして富田祐介さん、土井章広さん、といった若手が信頼をもとに相互に影響を与え合って淡路島を魅力的な場所にしていく、あたかも一つの生命体のような自律性を持ちつつあります。
作り手・送り手がその地の生活者でもあるという点が、都市部におけるイベント色の強い展覧会などと大きく性質が異なります。
2年目ということで、フェスティバル運営のノウハウも蓄積しているということもスタッフの皆さんからお話がありました。
「アサヒ・アート・フェスティバル2006」は、“拠点”の育成という方向性を打ち出しました。
地域密着型のフェスティバル・アートプロジェクトは、少なくとも数年単位の展望のもとに育てていく必要があります。
この点においても、単発のイベント対象の助成金ではない、継続的なビジョンを持った助成制度の重要性を確認しましたし、「淡路島アートフェスティバル」は地域のアート活動の拠点として自律的かつ恒常的なオーガニゼイションとして成長を遂げていると言えます。
2回の開催の経験を踏まえ、早くも「淡路島アートフェスティバル2007」の企画が立ち上がっているとのことなので、来年の淡路島が今から楽しみです。
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